第三千木園
ひきだ
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楽に座り、楽に寝る~職員OJT・ポジショニング研修
2025.11.24
施設をお探しのご家族が見学に来られた時のこと。リビングでは、ほとんどのご利用者が車いすに座り、テーブルについておられました。これらの車いすは、体格に合わせて大小の違いがあったり、状態に合わせて座面が倒れるティルト式車いすまで様々です。
車いすに乗られたご利用者を見たご夫婦の会話は「ずり落ちている人がいないね」、「しっかりクッション入れてるね」というものでした。
私は、介護関係者ではない一般の見学者がこんなことまで見ていたことに驚きました。そして、このご夫婦の会話は、私はお褒めの言葉だととらえました。ほとんどのご利用者が、背筋をまっすぐにして座っておられましたが、これには意味があります。
例えば、体格に合わない車いすを使用していたり、左右に麻痺があったりすると、姿勢が崩れ褥瘡リスクが高まったりします。また、ずり落ちることで上半身が圧迫され、心不全の引き金になったりすることもあるといわれます。ご利用者の車いすには状態に応じたクッションを挟み、安楽な姿勢を保つようにしているのです。

施設の機能訓練指導員が、職員を対象にしたポジショニング研修をしている様子を紹介します。

体に負担がかからず、余計な緊張がなくなるための体勢について学びました。
楽に寝られたら、呼吸がしやすくなります。しかし、体の姿勢が整っていないと、筋肉が緊張することで交感神経が高まります。そこで、体の緊張を取りリラックスさせることにより、お顔が穏やかになるとのこと。

これは、よくない例。右側臥位(みぎそくがい)で下に敷いたクッションが大き過ぎ。左足が右足を圧迫しています。

適切にクッションを使用することで、安楽な姿勢をとることができました。
感染症発生時における初期対応訓練
2025.11.7
今年のインフルエンザの流行時期は昨年よりも早く、この記事を書いた時点で、石川県にインフルエンザ注意報が発令(11/5)されました。今後、大流行になるかもしれません。施設ではこうした感染症が発生したとき、すみやかに初期対応ができるよう、日頃より訓練を行っています。以下の訓練は9月に実施したものです。

上、すべての訓練を終え、看護職員から講評を受けています。以下は、訓練の様子です。

左上、ご利用者のお一人が、通院先から新型コロナウイルス感染症に罹患したとの報告を受け、生活相談員は各部署、各関係機関に連絡をとります。
右上、介護部長(看護師)が状況を把握し、感染症の種類に応じて適切な感染症対応の指示を出します。
左右下、保管庫に常時セットされている感染症対応用品を、感染症の種類に合わせて、台車に乗せかえ、ご利用者の居室のあるユニットへ送ります・

左右上、事務職員がエレベータに載せて、無人のままフロア階へ感染症対応用品を届けます。
左右下、フロア階の看護職員は無人のエレベータから感染症対応用品を運び出します。

左右上、居室やフロアなどの消毒を行い、居室の内と外に感染症対応用品を配置し、ゾーニング(感染区画と非汚染区画を分ける)を行います。
左右下、診察を受けて帰園した感染者役の職員を車いすに乗せて、お部屋に移します。

訓練は終了し、この日は新採職員や技能実習生を対象に、ガウン等の着脱法を指導しました。
総合避難訓練と消火器使用訓練を実施【第三千木園ひきだ】
2025.11.5
総合避難訓練では第三千木園ひきだと、グループホームひきだ及びデイサービスセンターひきだが合同で訓練に参加しました。
1.夜間想定総合避難訓練

左上、ガスを使って居室の熱感知器を作動させます。
右上、夜勤者が火元を発見し初期消火を試みます。
左下、居室の防火ドアを閉めて、避難済の印をドアに書き込みます。
右下、副受信機が火災を発報し、火災を知らせる自動音声が館内に流れます

右上、右下、夜勤者は、ご利用者の避難を開始します。
左下、非常電話を使い受付(本部)に火災の状況を報告します。

左右上、出火場所から一番遠い非常口にご利用者を誘導します。実際は非常口からベランダへと避難しますが、訓練では外へ出ません。
右下、再び非常電話にて避難完了を受付に知らせます。受付は全館からすべての報告を受け、避難訓練終了の放送を流します。
実際の火災では想定外のことが起きるはずです。そのとき、慌ててパニックになり頭が真っ白になることも想定されますから、普段から訓練を繰り返し行い、体で覚えることが肝要です。
2.消火器使用訓練

防災の業者の方から消火器の使用方法を学びます。同じことを何度も繰り返して学ぶことが大切です。

昔は、本物の消火器を使用して、燃える的に目がけて放射していましたが、消火器の粉末が近隣にご迷惑をかけることから、水消火器にて訓練しています。

特養とGHの職員は、上手に、的目がけて放水されていますね。

毎年、繰り返して体で覚えることが大切です。
ただし、本物の消火器で火を消す感覚は、これとは全く別物です。天ぷら油や灯油の燃焼の場合、粉末消火器が有効ですが、消火にはいくつかのコツが必要です。水消火器に慣れすぎることが、思わぬ落とし穴とならないように、日頃より精進してゆきたい。
