総合介護福祉サービス|社会福祉法人 千木福祉会

社会福祉法人 千木福祉会

第三千木園
ひきだ

ブログ

第三千木園ひきだ外観写真

厳かなときに思うこと~石川県歳末ほっとふれあい事業

2024.12.25

クリスマスイブを迎えるこの日。ご利用者の皆様に石川県歳末ほっとふれあい事業の慰問品をお渡ししました。

聖夜になると、いつも思い出すこと。新型コロナ禍以前は、この季節になると、広坂の教会で男声合唱に参加するのが私の楽しみでした。教会の天井は半円形になっているので、上手く歌うと自分の声が天井からシャワーのように降ってくるのです。これが最高に気持ちよい瞬間です。ただし、俺が俺がと意気込んで歌うと、まったく響かないのです。4声がお互い聴きあい、譲り合い、心を一つにして歌うことで、はじめてキラキラとしたハーモニーが降ってくるのです。この瞬間は、本番中にも関わらず鳥肌が立ちます。こういう奇跡の瞬間は10年で数回しか経験がありません。福祉や介護の仕事も本質は同じではないかと思います。誰か一人がスタンドプレーをしてもダメなんですよね。

日野原重明先生が、小学生への特別授業で「命って何かわかりますか」と聞いたところ、子どもたちは心臓を指さしたのだそうです。先生はそれも正しいとしたうえで、「命とは時間なんです」と答えたそうです。私はこの大切な「時間」を意味もなく過ごしているなと、省みたりするのですが、やっぱり直せません。のほほんとしたところも人間の味であって、自分らしさなのだと都合よく解釈しています。せめて、人とは「一期一会」でもって、その一瞬を大切にしたいものです。

ケアマネージャーからも、この瞬間の時間が大切なものであることを学ばせていただきました。彼女は地域のご利用者や関係機関の方から慕われ、ご利用者に親身になってマネジメントされ、かつ、ケアマネチームでは出しゃばることなく、チームの調整役として「和を以て尚ぶ」福祉の人でした。このたびのご勇退に際し、ご病気の快復と、ご多幸を祈念申し上げます。