第三千木園
ひきだ
ブログ

総合防災訓練~屋内散水栓放水訓練
2025.03.26
1.総合防災訓練
夜間に地震が起きて、揺れに対する退避行動をとります。その後、近隣のアパートから出火し、施設の1階フロアを延焼したという想定で実施しました。居室は2~3階にあるため、ご利用者様をベランダへと避難させます。
夜勤者は1階事務室にいる宿直者と非常電話で状況を報告。
003番は火災報知器の発報番号で1階フロアです
火災を知らせる赤いランプが点灯し出火場所を明示
火災通報専用電話が自動音声で中央消防署に火災を伝えます。すぐに、消防署から折り返し電話がかかってくるので、火災なのか、訓練通報なのかを伝えます。本当の火災では避難の対応に追われて、消防署からの折り返しに出られないことが想定されるので、電話に出ない場合は消防車が当施設に向かうことになっています。訓練では消防車が来ることはありません。
夜勤職員全員で利用者様の避難を開始。
残留者がいないことを確認した印をドアにつけて、居室ドアを閉め延焼を防ぎます。
濡れたタオルを短時間で用意することは難しいので、ご利用者様がお持ちのタオルを口にあてていただき、煙を直接吸い込まないようにします。
火元から最も遠い方向のベランダへと避難します。
全員の避難が完了し夜間想定避難訓練は終了
2.消火器及び屋内散水栓放水訓練
消火器を使用しての訓練は、パウダー状の消化剤が煙となって近隣にご迷惑をかけるので、水消火器による訓練を行います。
今回は屋内散水栓の放水訓練を行いました。
ホースは約20mの長さがあり、一人で操作可能です。散水栓のバルブを開けるとポンプが連動して回り、スプリンクラーと同じ効果があります。
初期消火用の散水栓ですが、それでも普段から使用に慣れておくことが大切です。
初期消火と避難誘導の2本柱は何度も反復して体で覚えることが肝要ですね。
職員勉強会~最新おむつを用いて実践的な使用方法を学ぶ
2025.03.21
一昔前の紙おむつのイメージは、分厚くてゴワゴワしていて、動きにくかったり、横から漏れたりするイメージがありました。外出時に歩きにくかったり、横漏れすることがあると、外出には消極的にならざるを得なかったりしますが、これが動きやすくて、横漏れしにくくて、かぶれにくく、肌に優しい紙おむつがあればよいわけであり、メーカーは紙おむつに「自分らしさを取り戻す」ための付加価値を目指し、進化を続けています。
今回の勉強会は、おむつフィッター1級で看護師である大王製紙の方を講師として、新しいおむつを用いた実践的な使用方法を学びました。
現在、当施設で使用している「紙パッド」と、使用していない「テープ止めタイプの紙パンツ」です。これらはサイズ違いの他に、昼用、夜用と、用途により分かれています。吸収能力は種類によって300ml~1,200mlも差があり、ご利用者様の肌の状態や、排尿回数、尿量によって最適のものを使い分けています。個人に合ったおむつをアセスメントすることで、肌荒れをなくし、快適な生活が送られることを目指します。紙おむつは吸収量が多ければよいというものではありません。体に合わないサイズのものは横漏れし、ムダに使用することでムダな経費も発生します。種類が多ければよいというものでもなく、今回は生産性向上という視点もあわせて、種類を減らすことで、より効果的なフィッテングに取り組むプロジェクトを兼ねた勉強会となっています。
令和7年4月から、多くの商品の仕様が変わるそうであり、新しい「背中漏れ防止の立体ギャザー」や「通気パッド」が導入されたりして進化していますが、別の商品ではなんと「ギャザーがなくなる」ものもあるそうです。ギャザーなくなることで横漏れの心配がありますが、吸収力が各段に高まったため、今以上におしりは快適になるそうです。ええっ、びっくりですね。さて、以下はその吸収力の進化についての実験です。
吸収量900mlの紙おむつを用意。左は現在使用しているもの、右は4月に仕様変更となるもの。
円筒形のカップは150mlの容量があり、ちょうどおしっこ1回分。全部で4回分、600mlを注ぐのですが、注ぎ始めてすぐに右の減り方が早いことに驚きました。
左のおむつには、青い液体がまだ残っていて、しかも、おむつの下の部分にまで染み出しており、しっとりと濡れています。右のおむつは表面がさらさらなままです。
当施設では使ってない「パンツタイプの紙おむつ」をはいてみました。更に、この中にパッドタイプの紙おむつを入れてみます。
薄型で、履き心地と通気性に優れており、何より足の屈伸が楽なのがいいですね。これで漏れないのは、履く前にギャザーをしっかり立てることと、別のパッドをはさむときにパンツのギャザーの中に包むように入れてしまうことで漏れないのだそうです。おむつは大は小を兼ねない。体に合ったサイズを選ぶことが肝要ですね。紙おむつの進化に目からウロコの勉強会でした。
桃の節句~ひな人形と季節の献立
2025.03.3
ひな人形を飾りました。
久月のお雛様は、ふくよかで美しお顔をされています。オレンジ色の五衣(いつつぎぬ)が可愛いい
男雛(おびな)は凛々しいお顔をされています
三人官女も凛としていて立ち姿も華麗です。光沢のある表着(うわぎ)が華やかで威厳があります
雛飾りは女の子が何歳になるまで飾るのがいいのかという定めは、特にないそうです。老人施設では3月に雛飾りを愛でて、春の季節の到来を感じていただきたいですね
3月3日のお昼の献立
ちらし寿司は彩もきれいですね
おなか一杯食べた後、3時のデザートはひし餅に見立てた三色ケーキです
【メニュー】
ちらし寿司
高野豆腐の含め煮
そうめん汁
果物缶
さくら大根漬
三食ケーキ
(一部デイサービスセンターの写真を掲載。献立は特養と同じです)