総合介護福祉サービス|社会福祉法人 千木福祉会

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総合避難訓練~水消火器使用訓練

2023.10.9

 第三千木園と福祉総合センターの合同避難訓練を実施しました。

1.避難訓練

 熱感知器を発報させると、非常ベルが作動し、介護職員室にある副受信器が発報エリアを表示します。同時に消防署への自動通報装置が作動します。この段階で、火災なのか誤報なのかは不明であり、出火場所の特定のため、職員は火元を探します。居室に設置した赤色回転灯が出火場所を表します。

 次に、職員は消火器で初期消火を試みます。出火の何割かは初期消火で消せるそうなので、初期消火が大切だといえます。

 初期消火ができなかった場合は、すぐに避難誘導に移ります。実際の火災ではこの段階でスプリンクラーが作動するため、延焼することは、ほぼないそうです。

 館内の主受信機との連絡用の非常用電話は、通常の館内電話とは別系統であり、停電や熱で作動不能になりにくい。

 避難誘導では火元を避け、出火場所により経路を変えて行います。実際の火災では非常口からベランダへと逃げます。避難が完了し、負傷者数や避難人数等の報告を受けた時点で訓練は終了します。

 

2.水消火器訓練

  

 昔は、本物の消火器を使い、実際に火を消す訓練をおこなっていましたが、消火器の粉末が、風に乗って近隣にご迷惑をおかけする可能性がある等の理由から、今は、水消火器を訓練に使用しています。

 粉末消火器で火を消すにはちょっとしたコツが必要で、消えたと思っていたら再び引火することがあり、煙と炎の中にあるスイートスポットに噴射できるようになるには、回数をこなして体で覚えたものです。そのため、実際の火災では消火器1本で初期消火に挑むより、職員一人一人が1本ずつ消火器を持って、現場にかけつけ消火活動を行うルーチンも有用ではないでしょうか。