救急蘇生法研修~より迅速に、より真剣に
2024.08.2
「従業員を対象とした医療に関する研修」の一環として、金沢市中央消防署救急救命指導員、山西太氏による「救急蘇生法」を実施しました。
気管が閉じているときの呼吸の見分け方を、講師の実演により教わりました。本当に苦しそうな声でした。
コロナ前と後により心肺蘇生法は変わりました。今は感染症の予防のため、マウスツーマウスは行わず、胸骨圧迫を続けます。以前は30回を1サイクルだと教わりましたが、現在は手早く交代しながら胸骨圧迫を中断しないことが大切です。
真剣に取り組む職員。心肺蘇生は一秒を争いますから、迅速で正確な心肺蘇生が求められます。
講師から出題される条件は、入浴中であったり、食事中であったり、あるいは深夜であったりと、シミュレーションをその都度変えて行います。
深夜については、第一発見者が夜勤者を大声で呼び集め、指示まですることが求められます。救急車を呼ぶ者、AEDを持ってくる者、胸骨圧迫を交代する者等、限られた人数の中で、それぞれが迅速に行動しなければなりません。チームワークを日頃の訓練で培うことが大切です。